しぃ庵*わたしの染筆

生きゆく部録が花ならば、したたかに香るのみ

春風致和





来年の話をすると鬼が笑うどころか
明日の話もままならない昨今に
去年の話をすれば誰も笑わないらしいですけれども。


クリスマスから年末年始にかけては
身近な知人が
ホテル療養をしたり
自宅で待機の状況だったりで
とか
店をたたんだり
過労で体調を崩したり


人間が
生活するための
もしくは伏した体が回復するための
食べ物を煮炊きする事を
お洗濯して乾かす事を
元気に笑顔で懸命に励むという
貴重な経験をさせていただいています



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折りには
故郷(いわて)の後輩から年始として
届いたのは大層でめでたい「昆布巻き」
当人
三陸の実家を10年前に失い
家だけでなく失い
だからこそそこで生き抜く決意をした
その
ひと巻きひと巻きを実直に丁寧に
年月を重ねて頑張ってる後輩の思いを
食べるのもったいないの通り越して
すぐさま泣きながら口にする昆布巻きが
あたしの血となり肉となってゆきます



後輩いはく
これ漕いでるの「しぃ」なんですって
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ホームページでは
あたくしのプロフィールに
生い立ち的なこと書いてますように
母方の祖父といることが多かった時分に
がっつり心身に刻まれたもののひとつには
人が
腹を空かせてたら料理をこしらえて
着るものに困ってたら用立てて
手当てが出来ぬなら笑顔で和らげ
会えないなら手紙をしたため
あるものでいいんだから
できるものでいいんだから

人に温(あった)かくしろ、と


今だからじゃなくて昭和の昔から
ううん
それが今だから余計に身に沁みるって
言うても
自分に向けられた期待に報いることもできず
自分が今まで受けた恩返しにもいたらず
まだまだまだまだ
“そうありたい自分”であります
あれれ
去年の話ならいざ知らず
昭和の話なんてしちゃってますから
何ならもう笑ってしまいますね



相変わらず、食ってるべ!
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昭和ついでにもーしますと
あたくし
昭和48年生まれでしてに2021年は年女
歩くの遅いの自分で分かってるから
前の晩まだ暗いうちに出発するも
背中に乗ってたネズミに先を越される
うし年でございます


見聞きするところによりますと本年は
ねずみ年にまいた種が芽を出して
成長する時期でもあるとか
だから
まだ結果を求める時期ではなく
結果につながる道を
先を急がず
時には越されもし
もぐもぐもぐもぐ反芻しながら(笑)
ゆ~っくり歩いてゆくんだと思います



相変わらず、飲んでるべ!
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柔らかな風に乗って気持ちよい空気が満ち
人々の心身が温まり

世の中が変われどもこころ穏やかに

春風が和を致しますように
             (*˘︶˘*)💝










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