しぃ庵*わたしの染筆

生きゆく部録が花ならば、したたかに香るのみ

一葉落ちて天下の秋を知る





雨・風・灼熱にさらされた
外用の洗濯ばさみがポキポキと一葉
一ポキまた一ポキ
落ちて天下の秋を知る頃となりました
皆さまお変わりございませんか


望まずともそれを強いられて従う人は
じゃあ従わなきゃいいじゃん
などと
そんな簡単に言えないのだから
この手でこしらえる料理が
しかと腹に入って血肉となり明日へと
向かってゆけますように
美味しく美味しく作って願うのみ



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前述しましたように
あたしはグルテンいただけないので
もっぱら作る側なんですけども
作ってる時点で美味しそうでしたし
インスタント麺の進化と申しましょうか
袋麺の発展も素晴らしゅうございます


金木犀が苦手です
でも
お外に出かけなくとも
窓を開けるだけでもバヤバヤ香ります
バヤバヤって言います
たぶん故郷の方言です
それもそのはず
岩手に無いもん金木犀
どうかしら今はあるかもしれないけど
あたしが子どもの頃は無かったもん



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だからきっと苦手ってより拒絶です
びっくりするんでしょうね細胞が
間違いなく良い香りなはずなのに
なんか
香ったとたんに脳神経がバヤバヤです


バヤバヤしながらもお散歩をすると
今度は視神経が刺激を受けます
やっぱりねぇ
彼岸花も無かったんだよなぁ
切り花ではありましたけどもね
こうして自生してるのを見るのは
トーキョー来てからです



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すごく魅惑的で華やかですよね
検索しますと名所たくさんありますが
こうしてグレーな街に紅く居るのも素敵
もちろん
もちろん昆虫目線でも撮りたくなります
あ、違う違う
昆虫目線じゃなくて “昆虫になって” ね♪



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ふと
お花屋さんやってる地元の後輩に
聞いてみましたら
今は品種改良も進んで鉢植えならば
東北でも育つらしいですが
自生はやはり岩手には無いそうで
北限が
金木犀はギリ宮城の温暖な地域
彼岸花はギリ秋田の温暖な地域
ちょっと前に札幌で彼岸花が咲いた、と
ニュースになったのは植生らしいです


ふと
そんなことを尋ねたあたしに
「何かあったんすか?元気っすか?」
って心配してくれる優しい後輩よ
あぁ元気だとも元気だよ
スマホ持つ手にちから入れて答える
つとめて明るくて元気な先輩でいる
いる意識


もっぱら元気にお散歩をしていますし
毎日さ
違う道を歩いたって
違う歩き方したって
まだまだ他の道があるのでね
いつも違った発見があるものです



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えーなんだろ居跡が公園になってんのか
偶然にも故郷の隣県の方なんだね
しかもスゴい人物なんじゃないかしら
そう思い調べてみました
ウィキですけど
ウィキですけどってゆーのもあれですが
👇
ja.m.wikipedia.org



ウィキですけど(しつこい)読んでて
バヤバヤと鳥肌が立って涙が出ました
猫背で読む自分の背中に
真っ直ぐな竹をシュッと差されたような
自律的な力をいただいたように思います


願ったとて
願って作った神だとて
文明開化に生きているとて
すぐに箍(たが)は外れるものです
出だしも
タイミングも
感覚も
そりゃ異なってしまうものだし
ちょっとまだ足ひっこめるか
軽く一歩いってみるか
でっかく歩き始めるか
え?もう丸っきり歩いてますけど
とか
外れることも外すことも
とても地域差や個人差があるのですね
桶屋やってた叔父を思い出します
桶にする木材の組み合わせより
最後の箍が肝なんだと
きつすぎたら桶が壊れるし
ゆるすぎたら中身が漏れるのです



アサヒビール・スタウト
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秋も深まってまいりますので
ここはいっちょ瓶ビール
しかも黒のアルコール8%
琥珀色とかじゃなくガッツリ真っ黒
見た目お醤油です
お味は苦味も渋みも酸味も濃く
コーヒーに似た甘味も感じるほどです


フットワークは軽やかに
明日も昆虫になって
洗濯ばさみ買いにゆけたらいいです

       (⁎˃ᴗ˂⁎).。.:* ✂ バヤバヤ












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